血中で良い働きをしているHDLコレステロール

MENU

血中で良い働きをしているHDLコレステロール

コレステロールは本来、血液に溶けにくい脂質です。そのため水になじみやすいタンパク質と結合し、リポタンパク質と呼ばれる複合体となって、血液中を移動しています。このリポタンパク質には種類があり、その中のひとつがHDLコレステロールです。これは善玉コレステロールと言われ、血管壁に蓄積した古い酸化コレステロールを、肝臓まで運ぶ働きをしています。肝臓に運ばれた酸化コレステロールは、再び新しいコレステロールとして生成されますが、このサイクルが滞ると血管が詰まり、高コレステロール血症や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の原因となります。HDLを増やす薬は、主にフィブラート系の薬剤です。HDLを増やすためには、禁煙、多量の飲酒を控えるなどの他、大豆などの植物性たんぱく質やオリーブ油、アーモンド、青魚などの積極的な摂取が効果的です。また、アルコールの飲み過ぎは良くありませんが、日本酒なら1合以内の少量であれば、HDLを増やす作用が見られます。さらに、有酸素運動のウォーキングを毎日30分程度続けることも、HDLを増やすために有効です。ただし、すでに医師の診断を受けている場合は、相談の上で運動を始める必要があります。